賃貸より安く済むのも低金利のメリット

2011.10.14

「住宅を購入するなら現在がもっとも有利である」ということはおわかりいただけたと思いますが、賃貸と比較した場合はどうでしょうか。マンションを買うのと借りるのでは、家計における住居費(住宅に対する支出額)にどのぐらいの差があるのかを検証してみましょう。分譲マンションであっても、転勤などの理由で購入した人が一時的に賃貸に出すケースや、分譲業者が一部を賃貸に回すケースもあります。こうした場合、同じマンションの中で分譲と賃貸の部屋が混在していますので、住居費を比較することができます。3階の同じ部屋で比較した場合、賃貸の場合の家賃は18万9000円。一方、頭金ゼロで2・1%の10年固定金利でローンを組んだ場合の月々の返済額は15万6770円。当初1・475%の変動金利のローンを利用した場合は14万2111円になりました。ただし、分譲の場合は管理費が別途かかるので、こうした費用や駐車場代も含めた年間の総負担額を計算すると、賃貸の場合は229万2000円、分譲の固定金利の場合は216万6084円、分譲の変動金利の場合は199万176円と200万円を切っています。少なくとも現状の金利水準では、たとえ頭金がゼロだったとしても賃貸よりも分譲の方が年間の支払額は少なくて済むことがわかります。またこのケースでは分譲マンションの一部を賃貸に回しているので、賃借人は駐車場を月額2000円という購入者と同じ破格の料金で利用できていますが、賃貸専用のマンションではまずこんな料金で駐車場を借りることはできません。ちなみに、同じエリアの駐車場相場は月額1万5000円なので、実際に賃貸マンションを借りる場合は、分譲マンションとの負担額の差はさらに15万円程度広がると考えられます。

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