界壁の瑕疵

2011.10.21

「界壁」の厚さは15センチ以上あったほうがいい。薄いと隣の生活音が聞こえてしまう。当然、こちらの音も隣に聞こえることになる。空気伝播音の遮音等級をD値という。D値は遮音等級(L値)と違い、数値が大きいほど音が伝わらない。D値が50以上であれば、まず生活には支障がない。L値と同じように、D値についても購入前に営業マンに尋ねること。50D以下だったら購入を再考した方がいい。多少の音は気にならないからと、そのマンションを購入し生活を始めたとする。

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あなたは隣の音に我慢できる。ところが隣の住人はあなたの家庭の生活音に我慢できないかもしれない。そうなったら苦情が出てトラブルになる。マンションのような集合住宅で、隣近所同士のトラブルほどいやなものはない。毎日顔を合わせるし、どんな人間が住んでいて誰が音を出しているかも想像できる。しまいには、せっかくのマンション生活がいやになったりする。これも私の知り合いの話だが、彼がビルの一室に事務所を借りた。ところが、隣の電話の発信音は聞こえるし、電話の内容まで聞こえるという。隣の話し声がはっきりと聞こえるということは、こっちの部屋の話し声も隣に筒抜けになっているということだ。鉄筋コンクリートのビルでこんなことはおかしいと思った彼は、結局そこを引っ越した。このマンションの界壁は薄いとかの問題より、おそらくコンクリート壁に亀裂が入っていたのだと思う。外見ではクロスが張ってあるからわからないが、剥がしてみるとおそらくヒビが入っているのがわかったはずだ。彼はすぐに引っ越して正解だった。ただ、彼の場合は、幸い賃貸だからよかったのであって、これが分譲マンションだったら大変だったろう。




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